技能実習生事業
技能実習制度とは?
⻘壮年労働者を⼀定期間、わが国の産業に受け⼊れ、産業上の技能習得をしてもらうことにより、技能移転を図り、その国の経済発展を担う⼈材育成を目的とした国際貢献のため制度です。
在留資格は、1年目、技能実習1号、2年目以降技能実習2号となり、1号で1年、2号で2年、3号で2年(優良認定を受けた場合)の通算5年間の在留資格が与えられます。
受⼊対象職種について
□ 建設関係 | □ 機械・金属関係 | □ 食品製造関係 | □ 繊維・衣服関係 |
□ 家具製作関係 | □ 印刷・製本関係 | □ プラスチック成型関係 | □ 塗装・溶接関係 |
□ 工業包装・ダンボール製造関係 | □ 介護関係など |
受入可能な国について
外国人技能実習制度は、各国との協力覚書(MOU)に基づき、東アジア、東南アジア、南アジアを含む15か国が対象となっています。
当組合では、以下の6か国からの技能実習生受入れが可能です。
これらの国々からは、さまざまな職種に対応できる技能実習生が受け入れています。具体的には、介護、ビルクリーニング、繊維・衣類、食品製造、金属・機械、建設、農業などの分野で活躍しており、それぞれの産業に適した技術を習得しながら実習を行っています。
技能実習生は、母国で基礎的な技術や日本語を学び、日本の企業で実践的な経験を積みながら成長します。特に、勤勉で真面目な姿勢や向上心が評価されており、受け入れ企業からも高い信頼を得ています。今後も、多くの実習生が日本での経験を活かし、双方にとって有益な関係を築いていくことが期待されています。
ベトナム社会主義共和国について

ベトナムの人口は約9,946万人で、広い大地で育った人が多く、心が広く人情に厚い人が多いです。純粋で親しみやすく、歴史的にもタフな一面を持っています。積極的で辛抱強く、最後までやり遂げる力があり、手先も器用で細かい作業が得意です。
現在、ベトナムは急速に経済成長しており、日本企業の進出も増えています。特に若者は向上心が強く、海外の技術を学ぶ意欲にあふれています。そのため、技能実習生として来日する人も、仕事や日本語学習に真面目に取り組みます。
実際に、日本語が上達し、日本語能力試験に合格する実習生も多く、職場でも信頼される存在になっています。努力を惜しまず、人間関係をしっかり築けることから、多くの企業担当者からも高く評価されています。
インドネシア共和国について

インドネシアは約2億7,000万人の人口を誇り、1万以上の島々から成り立っています。一般的にインドネシアの人々は非常に温厚で、偏見なく、協調性を大切にします。礼儀正しく、相手を尊重するため、日本人とも自然に仲良くできる性格です。
日本語の学習にも積極的で、自主的に勉強を続ける実習生が多いです。彼らは注意されると素直に謝罪し、反省することができ、ポジティブな考え方を持っています。そのため、失敗やミスを引きずらず、すぐに次に進むことができ、職場でも良い関係を築くことができます。
実習生は、異文化に適応しようとする意欲が高く、日本の働き方やルールにも積極的に対応しています。受入れ企業とも、円滑にコミュニケーションを取ることができ、信頼関係を築きやすいです。
ミャンマーについて

ミャンマーは約5,114万人の人口を持ち、天然ガスや鉱物資源が豊富ですが、長年の軍事政権と政治的不安定により、国際社会との関係は限られ、経済の発展も停滞していました。特に2021年の軍事クーデターによって、民主化が後退し、現在も政治的な混乱が続いています。
そのため、ミャンマーからの技能実習生の受け入れは難しい状況です。実習生制度は過去に一時凍結され、2021年以降は再開されていません。現在も政治的な不安定さの中で、実習生の受け入れ再開には慎重な対応が求められます。
ミャンマー人は親日的で、大多数が仏教徒です。規則を守り、協力的で真面目な性格を持ち、日本人との関係も築きやすいです。さらに、ミャンマー語は日本語と文法が似ており、語学の習得が比較的容易とされています。また、手先が器用で細かい作業にも優れた成果を上げることが期待されています。
タイ王国について

タイ王国は約6,609万人の人口を持ち、「微笑みの国」として知られています。タイ人は穏やかで優しく、礼儀正しい性格が特徴で、仏教の影響から目上の人を敬い、謙虚な姿勢を大切にします。そのため、日本の職場にも適応しやすいです。
技能実習生の多くは東北部や北部の農村出身で、体力があり、粘り強い性格です。家族思いで、人とのつながりを大切にし、日本文化への関心が高く、親日家が多いです。
また、勤労を美徳とする考えが根付いており、実習に真剣に取り組みます。真面目で努力家な実習生が多く、与えられた仕事を工夫しながら進めるため、受け入れ企業でも高く評価されています。
フィリピン共和国について

フィリピンは約1億903万人の人口を有し、公用語が英語であるため、日本人にとってコミュニケーションが取りやすい国の一つです。技能実習生は来日前に日本語を学びますが、英語での意思疎通も可能なため、現場での指導がスムーズに行えます。
また、多くのフィリピン人はタガログ語や英語に加え、ビサヤ語なども話すマルチリンガルで、語学習得が早いのが特徴です。そのため、日本語の上達も比較的早く、受入れ企業にとって良い影響を与えています。
フィリピン人技能実習生は明るく、おおらかで、元気いっぱいな性格が多く、現場の雰囲気を和やかにします。勤勉で責任感が強く、3年間一日も休まず実習に励む人も多く、企業から高い評価を受けています。
カンボジア王国について

受⼊企業様の要件について
- 実習指導員・実習責任者・生活指導員(各経験5年以上の常勤従業員)の配置
- 宿泊施設(3畳/1人以上の広さ)、一般生活に必要な備品等の無償貸与(宿舎費・水道光熱費は給与から控除できます)
- 安全衛生上の必要な措置の実施(作業服・安全靴・保護メガネ等必要に応じ)
- 労働保険・社会保険への加入
- その他、入管法、労働法関係等、関係諸法令の遵守
受入人数について
1年あたりの受入人数には制度があります。
常勤従業員数 (雇用保険被保険者数) | 50人以下 | 51人~100人 | 101人~200人 | 201人~300人 | 300人以上 |
受入可能人数 | 3人まで | 6人まで | 10人まで | 20人まで | 従業員数の1/20 |
※50人以下の企業様の場合、1年目3名、2年目3名、3年目3名受入れる
と最大9名の受入れとなります。
技能実習生受入れのメリット
- 書類審査・健康診断・⾯接の実施による審査基準をクリアした、若く、技能習得に対して意欲にあふれる実習生の存在により、他の従業員の競争意識、意欲向上をもたらし、経営⼒強化に繋がります。
- 技能実習生を受⼊れ、育成することにより国際化が促され、現地国との交流が可能となり、海外進出や事業拡大の基盤を作ることができます。
- 実習生への指導を通じて、企業の作業⼯程・管理体制等の⾒直しの機会となりえます。
技能実習生受入れまでのスケジュール
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お申込
事前に必要な情報等をお伺いしお申込いただきます。
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現地で募集
3週間~1ヶ月|お申込受付後、すみやかに現地での募集を開始します。
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面接・選考
現地にて選考・面接を行います。
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現地での事 前教育
現地での日本語研修を中心とした研修(約4ヶ月~6ヶ月)を行います。また、企業様のリクエストに応じた研修内容を盛り込むことも可能です。この間に、技能実習計画認定申請・在留資格認定証明書交付申請を行います。
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来日・研修
来日後、およそ1ヶ月間、日本語・日本における生活・法的保護に関する事項などを研修します。
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実習開始
企業様に配属し、技能実習(技能実習1号・1年間)をスタートします。

東葛労務ビズネット協同組合は一般監理団体ですので技能実習2号を終了後の技能実習3号での受入れが可能です。また、新たな在留資格である特定技能の登録支援機関として登録されておりますので、特定技能への在留資格変更についても受け付けております。
サポート体制
- 複数のアジア諸国からの受⼊に対応し、多様な選択肢の中から選別可能です。
- 募集・採用から帰国後まで、ワンストップでの諸手続・相談・指導体制を整えております。
- 労働法・⼊管法等のスペシャリストが在籍し、突発的な事態にも速やかに対応致します。
- 送出機関との綿密な連携により、事前教育の段階からサポート致します。
受入にかかる費用
- 初期費用
※ 1⼈あたりでご負担いただくもの
事前講習費(現地及び⼊国後)・講習手当(⼊国後1ヶ月の生活費・健康診断費
実習生渡航費・技能実習生総合保険(37ヶ月分)・技能実習計画認定申請費
⼊管取次申請費など
※ 1社あたりでご負担いただくもの
⼊会⾦・出資⾦(脱退時返⾦) ・JITCO賛助会費(1社あたり/年) - 実習生入国後、発生する費用
組合費(1社あたり/月)・実習生監理費(1⼈あたり/月)・技能検定費(1⼈あたり/年) - その他
実習生給与(最低賃⾦以上)・宿泊施設準備費用・備品準備費用・帰国旅費など